2005/12/29 

デジタルハリウッド大学

デジタルハリウッド大学
大学室
楢木野 綾子
シニアディレクター
デジタルハリウッド株式会社が運営する「デジタルハリウッド大学」は、デジタルクリエータを養成する4年制大学である。開校は2005年4月で、設置当初 から学内インフラとしてグループウェア型のeラーニングを導入している。同校でeラーニングの運用を担当している 大学室 楢木野 綾子 シニアディレクターにシステムの概要を伺った。


-導入されているeラーニングシステムの概要をお教えください。

楢木野:学生向けのグループウェアを導入しています。教室変更や休講情報の通知、教材 資料の配布、履修登録、さらに授業の評価を行うエバリュエーションシートなどの機能を備えたシステムです。また、学生同士がコミュニケーションできるソー シャルネットワーク的な機能も備えています。

-学生はどのようにグループウェアを利用するのですか?

楢木野:学生にはノートパソコンの携行を義務付けています。校内には無線LANを導入 していますし、自宅からでもインターネットを介してIDとパスワードを使ってログインが可能です。学校側としてはグループウェアに掲示されている情報は学 生全員が知っているものと見なしています。また、授業に出席した学生は、終了後にエバリュエーションシートに授業と講師の評価を入力しなければなりませ ん。入力のなかった学生は欠席扱いになります。

-システムはどのように実装しているのでしょうか?

楢木野:教育機関向けとして開発されているさまざまなeラーニングシステムを導入前に評価した結果、本校が必要とする機能をいちばん多く搭載していた、株式会社デジタル・ナレッジが提供しているアプリケーションサービスを採用しました。

-ASPを導入してみていかがでしょうか

楢木野:学内にエンジニアを抱えてシステムを運用するということは現実的ではありません。運用面で技術的な心配のないASPを選択したことで、十分な投資対効果が得られていると考えています。

-運用ではトラブルはありましたか?

楢木野:開校直後は興味半分でのアクセスが集中したこともありましたが、その後はとくに問題は出ていません。機能面では当校の要望に沿った細かいカスタマイズを随時デジタル・ナレッジ社に依頼しています。

2005/12/29

責任者インタビュー

デジタルハリウッド株式会社
大学室
廻 健二郎 執行役員
デジタルハリウッド株式会社が運営する「デジタルハリウッド大学」は、デジタルクリエータを養成する4年制大学である。開校は2005年4月で、設置当初 から学内インフラとしてグループウェア型のeラーニングを導入している。同校の運営責任者である 大学室 廻 健二郎 執行役員に、eラーニングの意義と展望を伺った。


-大学設立の経緯についてお聞かせください。

:1994年に、デジタルクリエータを育成する専門学校「デジハリ」を開校したデジ タルハリウッド株式会社は、ビジネスをクリエートできて、なおかつ国際マーケットでも通用する人材を育成する4年制の大学の設立を以前から構想していまし た。昨今の構造改革特区によって株式会社でも大学の設立が認められ、2004年4月に「デジタルハリウッド大学院」を、2005年4月に「デジタルハリ ウッド大学」を、それぞれ開校しました。

-大学の概要についてお聞かせください。

:2005年4月の開校ということで、現在の学生数は一期生のみで約220名です。 東京秋葉原と御茶ノ水に教室がありますが、今後の学生数増加にともなって順次拡張をしていきます。本校は世界的なマーケットでも通用するビジネスクリエー タの育成を目指していますので、入試科目は英語と本人の目的意識を確認する面接のみです。合わせて外語大学に匹敵するほどの分量で英語の授業を設けていま す。

-eラーニングの導入状況をお教えください。

:2005年4月の開校時点から学生向けのグループウェアを導入しています。教室変 更や休講情報の通知、教材資料の配布、履修登録、さらに授業の評価を行うエバリュエーションシートなどの機能を備えたシステムです。授業の配信を行うe ラーニングシステムは現時点では導入していません。

-グループウェア機能を持ったeラーニングによってどのような効果が得られていますか?

:学校運営をビジネスにたとえると、学生は顧客であり、授業は商品です。学生は授業 が終わるごとに、授業と講師を評価するエバリュエーションシートを自分のノートパソコンから入力します。その結果をグループウェアを用いて集計すること で、顧客である学生の満足度や生の声が分かります。商品である授業のクオリティの維持や運営戦略の策定に反映しています。

-今後の展望をお聞かせください。

:3年生になった学生は、コンテンツスキルを一層磨き、また人脈を築くために、1年 間にわたって海外に留学することになっています。現在の一期生(2005年度)が3年生になるまでに、世界中に散らばった学生同士、それに当校の事務局と 教員が、お互いに連絡やコミュニケーションを取れるような機能をシステムとして拡張することを考えています。最終的には、語学力とスキルを兼ね備えた優れ た人材が当校から数多く羽ばたいてくれるものと期待しています。

2005/12/29

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