形式知(けいしきち)

形式知とは暗黙知と対局に位置する情報の種類で、自分の頭のなかにある考え方や判断基準などの情報や知識を文書や言葉にして情報伝達が可能な形にした知識や情報のこと。実務能力を育成する教育の世界では、仕事で使う情報や知識は電子データ、電子ドキュメント、音声データなどの形式知にされていると、ICTシステムやeラーニングシステムなどにより情報や知識の蓄積、伝達、検索が容易にできるようになり、実務能力育成に極めて有効な働きを果たすと期待されている。代表的なシステム名としてはパフォーマンス・サポート・システムやナレッジ・オン・デマンドシステムとして商用化されている。
知識を暗黙知と形式知に分類し、その活用法を説く知識経営論で有名な一橋大学名誉教授の野中郁次郎教授が提唱した考え方が、主として教育や情報共有の世界で発展している。

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