インストラクショナルデザイン (Instructional Design=ID)(いんすとらくしょなるでざいん)
eラーニングの導入計画およびコンテンツ開発における教育設計手法。IDはもともと米軍で兵士教育のコース設計のために開発されたが、その後米国の企業内教育の教育設計手法として普及した。現在米国の多くの企業がコンテンツ開発などにIDを用いている。IDは学習効率向上のためのシステム工学的手法であり、主な効果として、
1、学習範囲の明確化などによる学習時間の短縮
2、習得度の向上
3、より正確な学習効果の測定
4、均質で質の高いコンテンツ開発
――が挙げられている。
IDの一般的な開発ステップと各ステップでの主な作業項目は下記のとおりであるが、実際には作業項目はもっと細かく規定されている。
ステップ1 分析
対象業務の分析、対象学習者の分析
ステップ2 設計
習得目標の明確化、学習内容と提供順序の設定、提供手段と評価方法の整理
ステップ3 開発
習得項目の設定、教材の作成とテスト
ステップ4 提供、実施
メディアの作成・配付、学習の実施
ステップ5 評価
テストなどによる習得度評価、活用度の調査、業績への貢献度評価
ステップ6 改善
評価結果に基づくコンテンツの改善
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