SLA(Service Level Agreement)(sla)

コンピュータシステムなどを利用するとき、利用者に提供されるサービスの品質のことを一般にサービスレベルと呼び、サービス提供側とサービス利用者側で、そのサービスレベルの達成目標について合意することをサービスレベル・アグリーメント(SLA)という。ITや通信業界ではSLAとして、例えばシステム利用時の平均応答時間や利用可能時間などのサービスの品質について保証項目を決め、契約に盛り込むことが行われており、eラーニングのサービスでも、受講可能な時間や応答時間などのサービスの品質について提供側と利用側でサービスレベルについて合意することは有益と考えられている。
もともとSLAは、高レベルのサービスの維持、サービスレベルを明確にすることによる利用側の利便性の向上、サービス提供側と利用者側それぞれの責任範囲の明確化などが目的だった。だが、さらにサービスレベルに見合ったコストの明確化、システムの持つ課題の明確化とその改善検討などにも有益と考えられるようになった。今後はeラーニングのサービス提供においてもSLAは普及するとみられる。

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