情報共有(じょうほうきょうゆう)

実務のできる人材を育成するためには、教科書やeラーニングコンテンツにあるような構造化された基礎知識だけでは不足であると企業内教育のエキスパートは指摘している。実務で使われる情報は構造化された情報が約20%、構造化されていない非構造化情報や知恵が約80%という比率であり、さらにこの非構造化情報が年に60~80%増加を続けると云われている。
そのような状況から実務に役立つ教育を実践するためには、実務に関連する非構造化情報やエキスパートの持つ知恵を共有することが重要であるという認識から、教育環境の中にICT環境を構築して情報共有をする情報環境を構築するというのが、eラーニングの世界でいう情報共有である。
具体的にはこれまでの認識のコンテンツで学ぶeラーニングや集合教育で基礎教育を習得した後は、実務で使われているコンピュータリポジトリーの中にある検索エンジンで業務に必要な情報を入手したり、必要な情報を持つエキスパートにアクセスして聞いたり、SNSなどによりプロジェクト仲間から情報を得たりして、早期にエキスパートに成長することを支援するeラーニング環境の機能のひとつである。

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