eラーニング用語集

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  • SaaS (Software as a Service)
     ネットワーク経由でソフトウェアアプリケーションを提供するサービスのこと。従来のユーザーは、ソフトウェアをパッケージ商品として購入し、自己のコンピュータにインストールして稼動させていたが、このSaaSの概念では、インターネットなどのネットワーク経由でサービスを利用し、そのサービス利用に対して料金を支払うことになる。このSaaSのユーザー側の利点としては、利用した期間・量だけのサービス料金で済む、コンピュータの管理が最小限で済む、常に最新のソフトウェアを利用できるなどがあげられる。eラーニングではこれまでのパッケージでLMSやコンテンツを販売するモデルから自社にパッケージを所有せず、コンテンツやLMSを必要なだけ利用するだけの契約によるASP(Application Service Provider)がこれまでのビジネスモデルであったが、さらに運営に関するサービスまで付加したSaaSが最近のビジネスモデルになってきている。
    【関連用語】 PaaS


  • SCORM (Sharable Content Object Reference Model)
     eラーニングのプラットフォーム(LMS)とコンテンツの間のインターフェースやデータ形式を規定した標準規格、でアメリカのADLという団体が作成した。最新版はSCORM2004(2009年3月時点)である。
     eラーニングでは、通常のWebサイトのようにHTMLで画面を表示することに加え、学習の時間や演習問題の採点状況や学習時間などのログ(記録)を取る。これらの機能を実現するプログラムをLMSと呼ぶが、開発者によってLMSの仕様が異なれば、他のLMSに学習教材(コンテンツ)を移植することが困難となる。
     このような問題点を解決し、より共有化を進めるために、学習教材を作るとき、各教材に共通する機能と、それぞれの教材ごとに固有の機能を分離し、共通部分をLMS(Learning Management System)に載せ、固有の部分を教材コンテンツとして開発する、という発想が生まれた。LMSとコンテンツが分離していれば、コンテンツ部分だけを開発するだけでよくなり、出来上がったコンテンツは別のLMSに載せることができる。LMSとコンテンツを分離するには、両者間のインターフェースやデータの形式を規定しなければならない。SCORMはLMSとコンテンツの間のインターフェースやデータ形式を規定した標準規格で、アメリカのADLという団体が作成した。
     SCORMでは、コンテンツはLMSに読みこまれる階層型コース構造、Webクライアント上で実行されるSCO(Sharable Content Object)、および、コース構造に付属するメタデータから構成されており、コース構造のXMLによる表現方法、および、SCOとLMSの間で演習問題の結果や学習経過時間を通信するためのデータ形式が規格として定められている。
     SCORM規格が普及すれば、利用者側は多くのコンテンツベンダーの教材を自分のLMSで使用することができ、逆にコンテンツベンダーにとっては、自社のコンテンツが他のベンダーのプラットフォームでも使えるようになるため、コストをかけずにコンテンツの販路を拡大することが可能になる。このように標準化は、低コストで高品質なeラーニングサービスの実現に必須の要素となっている。

    SCORM詳細URL:http://www.elc.or.jp/kigyou/kigyou_scorm.html
    【関連用語】 ADLLMSコンテンツベンダー


  • SCORMアセッサ
     日本イーラーニングコンソシアム(eLC)が認定するSCORM規格と相互運用性ノウハウに習熟したコンテンツ開発技術者をSCORMアセッサといい、eLCが運営するSCORMアセッサを認定する資格制度をSCORMアセッサ資格制度という。eLCでは、SCORMアセッサを対象とした講習の実施やSCORMアセッサ認定を行っている。
     SCORMコンテンツの認証では、まずコンテンツ制作ベンダーが自身で、そのコンテンツがSCORMに適合しているかどうかを検査する。検査に合格すればeLCに認証申請し、それを受けてeLCが「SCORM適合コンテンツ」として認定する。また、相互運用性問題が発生した場合にはSCORMアセッサが対処することになっている。
     このため、SCORMアセッサには、SCORM適合コンテンツを作成するのに必要なJavaScriptやXMLなどについての知識、SCORM適合コンテンツの申請方法などのほか、相互運用性を向上させるためのポイントの理解、相互運用性問題が発生した場合の対処方法などの知識が必要とされている

    アセッサ資格保有者一覧URL: http://www.elc.or.jp/kigyou/kigyou_scorm_shikaku.html#assess
    【関連用語】 eLCSCORMSCORM適合コンテンツ


  • SCORMエンジン
     eラーニングでは、通常のWebサイトのようにHTMLで画面を表示することに加え、学習の時間や演習問題の採点状況、学習時間などのログ(記録)を取る機能が必要となるが、SCORM規格に基づいたこれらの機能を実現するプログラムをSCORMエンジンと呼ぶ。実際に学習を実現するには、エンジンとしての機能のほかに、学習者情報の登録や、学習状況を閲覧するような学習管理系機能が必要となる。LMSは、これらのエンジンとしての機能と学習管理系機能から構成されている。
     たとえば、SCORM2004学習エンジンは、SCORM2004に対応した教材コンテンツの配信を行い、同規格に定めるシーケンシング機能(コンテンツの学習順序制御)や学習履歴情報通信機能を提供する。
    【関連用語】 LMSSCORM


  • SCORM適合コンテンツ
     SCORM規格に適合したコンテンツをいう。米国では、SCORMを制定したADLがLMSとコンテンツそれぞれについて、SCORM規格を満たしているかどうかを判定し、適合製品には認証を与えている。日本でもeLCが2002年にLMSの認証を、2004年にコンテンツの認証を開始し、認証された商品には、認証マーク、認証番号を交付している。
     コンテンツの適合認証では、適合のレベルを3段階に分けている。具体的には、レベル1は、そのコンテンツが使用しているSCROMの機能で「必須機能のみ」、レベル2は「いくつかのオプション機能を使用している」、レベル3は「全オプション機能を使用している」である。なお、レベルに関する情報は公開されている。認証商品はパンフレットなどに明示して標準規格製品であることを宣伝できる。また、認証商品は利用者にも安心感がもたれる。
     コンテンツ制作ベンダーがコンテンツの認証を受ける場合は、自身で自社のコンテンツがSCROMに適合しているかどうかを検査し、検査に合格していればeLCに認証申請する。eLCでは、それを受けて「SCORM適合コンテンツ」として認定する。ただし、申請できるのは、SCORMアセッサに限られるので、申請を希望する企業は、自社内にアセッサ資格者を置かなければならない。
    【関連用語】 ADLSCORMSCORMアセッサ 


  • SLA(Service Level Agreement)
     コンピュータシステムなどを利用するとき、利用者に提供されるサービスの品質のことを一般にサービスレベルと呼び、サービス提供側とサービス利用者側で、そのサービスレベルの達成目標について合意することをサービスレベル・アグリーメント(SLA)という。 ITや通信業界ではSLAとして、例えばシステム利用時の平均応答時間や利用可能時間などのサービスの品質について保証項目を決め、契約に盛り込むことが行われており、eラーニングのサービスでも、受講可能な時間や応答時間などのサービスの品質について提供側と利用側でサービスレベルについて合意することは有益と考えられている。
     もともとSLAは、高レベルのサービスの維持、サービスレベルを明確にすることによる利用側の利便性の向上、サービス提供側と利用者側それぞれの責任範囲の明確化などが目的だった。だが、さらにサービスレベルに見合ったコストの明確化、システムの持つ課題の明確化とその改善検討などにも有益と考えられるようになった。今後はeラーニングのサービス提供においてもSLAは普及するとみられる。


  • SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)
     人と人とのコミュニケーションを促進・サポートするネットワーク上のコミュニケーションサービスで、特定のグループの中でのコミュニケーションをサポートする。
     eラーニングの世界では、最近活用され始めたコミュニティ・オブ・プラクティス(状況的学習法)のツールとしてSNSを活用することが増えている。
     SNSを使った学習方法としてコンテンツから構造化された知識を学ぶだけではなく、学習する仲間同士で教えあったり、相談したりしてコミュニカティブな学びの場を提供する。
     このような仲間同士の情報交換により学び合うのはPeer-to-Peer Learningと云われ、ここで交換される情報が学習者の目線でやりとりされるため、学習の継続や理解向上に有効であると云われている。
    【関連用語】 状況的学習法

     





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