日本イーラーニングコンソシアム Blog

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2008/11/25 0:00

2008年度「第5回月例カンファレンス」レポート

           日時:2008年9月18日(木)14:00~17:00
           場所:キャンパス・イノベーション・センター東京


月例カンファレンスセミナー:「eラーニングにおけるユニバーサルデザイン」

 年齢や性別、能力の多様性を踏まえて誰もが使いやすいデザインを目指す「ユニバーサルデザイン(UD)」の考え方が広まり、さまざまな商品、建物、器具にUDが取り入れられるようになってきた。視覚情報に多くを頼るeラーニングでは、色覚障がいや高齢の方々に配慮したカラーデザインのユニバーサル化が重要と考えられており、UDを取り入れたコンテンツも作られている。
 カラーデザインのユニバーサル化に取り組んでいる東洋インキ製造株式会社 カスタマー・ネットワーク本部の武田一孝マーティング部部長が、UDの取り組みについて説明、色覚障がい者には色がどのように見えるか、どんな色の組み合わせが見にくいかなどについて解説した。
 武田部長は日本では色覚障がいのある人は約320万人いること、男性が20人に1人と多いこと、また、高齢化が進んで白内障などで見えにくくなっている人も増えており、表示でのUDも大事になっていると指摘した。同時に、駅の案内板、施設の表示などでカラーUDが取り入れられているが、色覚障がいについての理解が足りないため、「緑と赤を使わなければいい」という誤解から単調な配色になっているものも少なくないと指摘した。その上で、「見やすさには色の組み合わせだけでなく、濃淡も関係する。それを理解すればいろいろな色を組み合わせることができる」と説明、さまざまな色を使いながら色覚に配慮した東洋インキ製造の文書を例として示した。
 さらに同社で開発したカラーUDを支援するシステム「カラーUDパレットツール」と「UDingシミュレーター」を紹介した。画像が色覚障がい者にはどのように見えるかや見にくい配色部分を示す機能、ある色と選択した時に、その色と組み合わせない方がよい色を示す機能を紹介した。武田部長は、このシステムを無償で提供していると述べ、利用を勧めた。
 eラーニングコンテンツのUD化を進めている「株式会社東京海上日動HRA」と「リコー・ヒューマン・クリエイツ株式会社」が、UDフォントの活用、視覚障がい者のための画面操作の工夫などについて紹介した。

■参考:東洋インキのUDing
 http://www.toyoink.co.jp/ud/index.html

【広報委員会:平野】

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