日本イーラーニングコンソシアム(eLC)では毎月1度、会員限定の「月例カンファレンス」を
開催しています。

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2008年度 第1回 月例カンファレンス
4月17日(木)15:00~17:00 東京八重洲ホール
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1.2007年度執行委員会の振り返りと2008年度の活動計画について
▽執行委員会 仲林清・委員長
2007年度は委員会を「研究・調査」「人材・技術」「広報・情報発信」の3グループ体制で実施、理事会と執行委員会の関係の緊密化を図りながら、委員会活動を行ってきた。
2008年度については、eLCの活動の見直しを検討しており、執行委員会として次のような方針を挙げた。
・「eラーニング=LMS+コンテンツ」という既成概念の打破
・教育研修におけるITの活用に軸足を置く
・ナレッジマネジメント、人材育成、組織開発などの領域への活動拡大
・柔軟で機動的な活動を行える仕組みの導入
*時限分科会
実施体制は、昨年度の枠組みを維持し、活動の幅を広げていく。特に「調査研究」を進め、できるだけ新しいテーマに柔軟に、機動的に取り組んで行くために、各委員会の下に「時限分科会」を作ろうということで議論を進めている。時限分科会は新しく開発を目指すテーマ、情報発信すべきテーマを対象として活動期間は原則1年。簡単な手続きで設置して機動的に活動を進める。会員以外の参加も認める。
*教育研修におけるITの活用
従来から取り組んできた教育研修でのIT活用にも力を入れ、eラーニング導入についての支援、効果的なコンテンツなどについても研究、情報発信を行っていく。
▽広報委員会 金子一久・副委員長
2007年度は「eラーニング活用ガイド」の出版記念セミナー開催、メールマガジン「eLCメールニュース」の定期発行、ブログの開始などの情報発信活動を進めた。また、eLCやeラーニングに関してメディアの取材が増加し、eラーニングに関する情報源としてeLCの存在が認知された。
2008年度の活動計画は「eLCサイトの充実」「製品検索サイトのリニューアル」「eラーニング白書データの活用・公開」「取材活動の活性化」などで、各種のeLC情報の発信を強化する。
▽標準化推進委員会 熊沢剛・委員長
2007年度は、技術情報のウォッチと情報提供で「SCORM2004仕様書の日本語化」などに取り組み、製品、コンテンツのSCORM1.2認証、SCORMアセッサの認証などを実施、アセッサは100人を超えた。SCORM2004認証の制度作成を進めた。
2008年度も今年度の活動を継続し、SCORM2004認証についてはLMS認証制度を開始を、コンテンツについては今年度中に制度策定、および2009年度の開始を目指す。
▽調査委員会 三城雄児・委員長
2007年度は、主に「欧州のeラーニングの現状」「市場が活性化しない原因」の2つのテーマについて調査活動を行った。「市場が活性化しない原因」を「eラーニングの知見と使い方が改善されていない状態」と規定し、そこから脱却するための方策を調査した。
2008年度は、eラーニング自体の調査研究だけではなく、「組織の理念やコアバリューの浸透にeラーニングがどう活用されるか」などeラーニングに関連する様々な周辺領域の最新動向を調査研究し、情報発信する。
▽活用事例委員会 下山博志・委員長
2007年度はeラーニングを活用している企業、団体の事例研究を行ってきた。
「協調学習や情報共有ツールを考える」というテーマで、株式会社ジェイアール四国コミュニケーションウェアの情報共有ツール「コラボノート」などの研究を行った。またユーザー企業の担当者10人による本音トーク「eラーニングの導入・検討を進めているのになぜ広がらないのか」を行い、ユーザーサイドから問題点を明らかにし、定着・成功するeラーニング導入はどうあるべきかを検討した。

▽Value研究委員会 今村達・委員
2007年度は、「eラーニングを超えて」(仮題)を出版する計画で、討議、調査、検討を行った。
特別セミナー「プロフェッショナルが考えるこれからの人材育成」を実施、ベリングポイント株式会社の吉田健之マネージングディレクターの「事業目的の達成と価値観の共有のための企業教育」、熊本大学大学院鈴木克明教授の「自分のために学ぶ人を育てるプロになる:学習環境設計と自己主導学習」の2講演を行った。
2008年度も引き続き、「eラーニングを超えて」(仮題)出版に向けた討議、調査などを行う。
▽eLP研修委員会 権藤俊彦・委員
2007年度は、企業や教育機関でeラーニングを導入、活用する際に必要な知識、スキルを持つeラーニング専門家を認定する「eラーニング・プロフェッショナル」資格制度をスタートさせた。
eLC、青山学院大学eLPCO、熊本大学教授システム学専攻の3機関を資格認定組織とし、資格認定のプロセスを決定した。すでに青山学院大学eLPCOで12人、熊本大学で10人が「eラーニング・プロフェッショナル」に認定された。
2008年度は、「eLPベーシック」eラーニングコースを継続開講するとともに、「eLPプロフェッショナルコース」の開発と研修開催をし、eラーニング化に取り組む。

2.執行委員会パネルディスカッション「eLC各委員会活動から占うeラーニングの今後の動向」
各委員会の代表がパネラーとなって論議した。
仲林委員長が「eLCの活動が、eラーニングの活用はもっと幅広いものだという認識を広げようという方向と、LMSやコンテンツを活用して、着実に教育、研修を実施していこうという2つ方向があることが、各委員会の報告の中で明確に表れていた」と述べ、eラーニング活性化の方策などについて論議を求めた。各パネラーからは、eラーニングの活用、コストなどに関してユーザーとベンダーの間に意識ギャップがあるなどの指摘があった。
特にコンテンツ制作費についての意識ギャップが取り上げられ、「ユーザーはコンテンツそのものでなく、人材開発のコストを考えているので、全体でのコンテンツコストにはシビアになる」「ベンダー側のコストについて情報を開示することが必要だろう」「価格と品質、内容について具体的に説明すべきだ」などの意見が出され、コンテンツの定価表や標準価格の提示の必要性などについて論議した。
【広報委員会:平野】