カークパトリックの4段階評価法(かーくぱとりっくの4だんかいひょうかほう)
アメリカの経営学者のカークパトリック博士が1959年に提案した教育の評価法のモデル。教育の評価は、教育プログラムの改善や教育品質、効率向上のために重要であり、カークパトリックの4段階評価法が世界的に定着している。4段階モデルとは、
・レベル1:Reaction(反応)
受講直後のアンケート調査などによる学習者の研修に対する満足度の評価
・レベル2:Learning(学習)
筆記試験やレポート等による学習者の学習到達度の評価
・レベル3:Behavior(行動)
学習者自身へのインタビューや他者評価による行動変容の評価
・レベル4:Results(業績)
研修受講による学習者や職場の業績向上度合いの評価
で、レベル1、2は多くの企業が研修実施時に評価を実施し、評価結果を次回の教育プログラムの改善や効果測定に役立てている。eラーニングシステムは一般に、レベル1、2の評価支援機能を備えており、効率的に評価ができる。
一方、レベル3、4はそのプログラムを継続するかどうかを決めるときの統括的評価に用いられる。しかし、レベル3、4は評価を行うために、技術と経験が必要なため、アメリカでも実施している企業は少ない。今後、インストラクショナルデザイン技法の利用などによる評価の実施が望まれている。
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