パフォーマンス・マネジメント(Performance Management)(ぱふぉーまんす・まねじめんと)
1) 人間の行動を科学的な観点から着目し、問題解決を志向するマネジメント手法。行動分析学を主にビジネス分野で活用しようとした際に用いられる。人間の行動を科学的に分析し、何らかの問題解決を志向したときに有効となる行動を明らかにする。
2) 従業員の業績管理手法の一つ。目標管理制度との対比で用いられる。組織からの一方的な要求に対し、個人が目標を設定するといういわゆる目標管理制度では、個人が何を成果として捕らえるかが曖昧になったり、極度に短期的な思考に陥ってしまうという弊害があった。そこで、組織と個人の関係は対等と捉えた新たな考え方として、パフォーマンス・マネジメントが提唱された。組織から個人に対しては、求める成果や能力を明示すると同時に、どのようなスキルが身につくか、どのような経験ができるかといった個人に提供できる価値を提示。一方、個人は組織に対して、自らの目指すキャリア目標を明示すると同時に、どのようなスキルや経験を保有し、どのような価値を組織に提供できるかを提示。この両者をすり合わせる場を組織的につくることで、組織と個人のパフォーマンスを最大化しようとする考え方である。
3) 日本イーラーニングコンソシアムでは、特に従業員(エンプロイー)のパフォーマンスについて研究する「エンプロイー・パフォーマンス・マネジメント研究会」を定期的に実施している。
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